
未来は変えられる。
運命や業(カルマ)は縁起の法に依拠しているから。
善因善果・悪因悪果はその通りの結果を導いてくる。カルバンの予定説のように運命が予め決まっていて、100%絶対で揺るがないのであれば、縁起の法は成立しない。
世の中が縁起の結びつきで成り立つ限り、ひとりひとりの行動は確実に自分を変え、世界を変える。
確かに過去積み上げてきた悪業が大きすぎて、善業が追いつかないという場合だってある。だからそれをもって運命だと言うことだってできるけれど、それとて、縁起の法に基づいた予測可能なものでもあり、逆に縁起の法が揺るがずに完璧に働いていることを証明している。
ある意味予言なるものも、過去の業の積み重ねを読みとって、未来に起こりうる結果を予測しているにしか過ぎないのかもしれない。
大切なのは、正しい情報に基づいた正しい判断と正しい生き方を積み重ねていくこと。間違った思想や間違った行動を積み重ねていくと、それが悪業となって悪しき結果を招く。
明るい思想に思いが向けば、自分の行動もそのようになってゆくし、逆に暗い思想に思いが囚われると、そのように選択していって自ら暗闇に落ちていってしまう。
心と肉体は相互通信、色身不二の関係にあるから、思ったことは言葉と行動に現われて、縁起の糸を伝って社会を少しづつ変えていく。
闇に閉ざされた心からはマモノが生まれ堕ち、光に満ちた心からは天使の翼が羽をひろげる。
運命に立ち向かうのも、未来を変えるのも、ひとりひとりの心から始まる。
光に満ちた心は、光あふれる言葉となり、まばゆい行為となって伝わってゆく。
ひとりひとりの輝きが世界に満ちるとき、運命はその姿を変える。



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