日本のテレビは連日連夜、五輪特集を行っている。尤も海外ではそうでもないようだけど。
グルジア侵攻にテロ続発、普通の五輪ではなくなっているのだけれど、競技そのものはなべて普通に行われ、選手は、その持てる全力を発揮している。
会場の外の事実は、白熱する競技に掻き消され、テレビを見ている人の印象にはメダルや何やらだけの記憶が残る。
今回の五輪には日本からのツアー客もごく少なく、TV観戦が殆どだという。逆説的ではあるけれど、そうであるが故に起こっていることから目を逸らされてしまう危険があるように思う。
おそらく、TVを見ている人よりも実際に現地に行った人のほうが、現実をより認識して帰ってくるのではないか。
サブマシンガンで武装した特殊部隊に囲まれた北京駅、取材中当局に拘束される新聞記者、陳情者に殺されてしまう治安。どれもこれも普通じゃない。
だからといって現地をみるべきだとは言わないけれど、実際に体験した人の言動を注視して、広く識っておくことは大切だと思う。

" 行った人、見てる人 -北京五輪について-"へのコメントを書く